【my観劇日記】アウグストゥス-尊厳ある者-Cool Beast!!
ようやく念願の花組公演観劇して参りました🌸未だ収まることのないコロナ禍ではありますが私にとっては行かない選択肢など無く…今回も勇気を振り絞って対策しながら参戦して参りました!!!とにもかくにも…
行って良かった。。。涙
それに尽きます。。。正直今回は作品に対する不安、そして個人的感情との不安、逃げてきた感情と向き合うことへの不安。様々な不安を掲げての観劇でした。きっとれい華ちゃんファンの皆様も同じではないでしょうか。
私はずっとマイナスな物に蓋をしてきました。プラスに考えなければいけない。一度マイナスな感情に傾くとどうしてもプラスに気持ちが向えなくなるそれが人間の感情だからです。
しかし今回この作品を見てちゃんと向き合ってみた結果今の私の感情は…
これで良かったんだきっと。
そう思えました。何が正解かなんてわからないしたとえ外野が正解と思えないとしても
華ちゃん自身は正解な存在として舞台の真ん中に凛と立っていました。それに私は救われました。
迷いも無く真っ直ぐに見つめるポンペイアちゃんのその強い眼差しの先には彼女にしか見えない世界が広がっていました。まるで処刑台を昇ったアントワネットのような強くて安らかなる表情…
あぁ…きっとこれで良かったんだって思えたのです…。
一方柚香さんは…今までに無いくらいしんどそうな役でしたね…笑。カエサルやアントニウスやブルートゥスのように英雄としてよく知られている人物ではなく敢えて主役を〝オクタヴィウス〟に持ってきたことは柚香光というトップスターに大きな意味を見出しているようで
逆に辛かったです^ - ^
しかし〝耐える〟〝忍ぶ〟〝想う〟この受け身芝居が上手な柚香さんだからこそ出来た役であり、あんなにお利口さんで真面目で静かな役を普通に演じたら〝ただの人〟にしかなり得ない役所を舞台の真ん中で実に魅力的に生きていました。それも周りの個性豊かで魅力的な登場人物あってこそで、各々の生き様がある故にその狭間で魅力的に息づくことが出来たような気がします。
そして全ての人々の想い、祈りの声に、真摯に耳を傾けようとする姿が、柚香さん御自身と非常に重なり合ってしまいました…。
このお話はオクタヴィウスを通して全ての人々が混じり合い通じ合い紡がれて一つの物語となるわけですが…ラストシーンの凱旋式の場面がもう圧巻でして…オクタヴィウスが銀橋からローマ市民を見渡し、英雄たち、そしてポンペイアが全てを包み込み微笑みかけるあの場面…
大!号!泣!です…涙
今回で退団の瀬戸さんは男役冥利に尽きる野心に溢れた実に男性らしい英雄像のアントニウス。主役のオクタヴィウスが〝自尊心は愚者の持ち物〟だなんて劇中で皮肉ったこと言ってますがまさにそのまんま。笑。恐れを知らずに〝愛〟と〝欲〟に翻弄されて気持ち良いくらいに真っ直ぐ自分の思うままに突き進む。
割と冷静な瀬戸さんのイメージとは真逆だから新鮮で面白かったです!!!笑
クレオパトラさんとのお色気シーンはファンの皆様釘付けなのではないでしょうか(^^)
そして筋肉頭のアグリッパ君はもう水美さんそのまんまでした!笑。役作り不要キャラ!柚香オクタヴィウスのボディーガードのような存在ですが彼が隣りに居たら大丈夫感半端ないです!笑
まいれいって奇跡ですよね…こんなに長い時を並んで一緒に居れることはなかなかあり得ないことですしそう思うと貴重な男役コンビです…。
今回私があーあーついに来ちゃったよと身震いしましたのは
永久輝ブルートゥス
出てきた瞬間にイケメンすぎて目がテンになりました。前回のナイスワークのアイリーンを思い出すとアレは幻だったんかと思うくらいイ!ケ!メ!ン!なかなかのキーパーソンですし彼の存在はこの物語を彩るのに非常に重大な存在です。カエサルへの愛と憎しみが渦巻き周りに煽られ行き場の無い心に一人苦しむ青年ブルートゥス…
ブルートゥスに対する感情移入半端なくて涙腺崩壊しました…。
あとオクタヴィウスの姉オクタヴィアン演じる音くり寿ちゃんもまた素晴らしいです…。
似たもの姉弟なんです。二人とも優しすぎるんです。優しすぎて駄目なんです。。。
オクタヴィアンのソロの後ろで皮肉にもアントニウスとクレオパトラが…
非常に切ない場面ですよね…。
これは余談ですが何故かあの場面を見ながら〝ルードヴィヒⅡ〟の彩乃かなみさんの切ない乙女心を歌ったソロ曲を思い出してしまいました…
この姉弟はシンクロしてて最後にまた一緒に立ち上がり前を向いて歩こうとする姿に
また涙してしまいます(安定)
今回は魅力的な役者さんがたくさん居て…専科さんたちもまた適材適所で大変素晴らしく芝居を彩ってくださっています。台詞だけ交わすストレートプレイのような場面もあれば華やかなミュージカルナンバーもあり、ソロもアンサンブルもどれも素晴らしくていろいろな楽しみ方が出来る作品でした!!!
そして私が語りたいのは…やはり…
れい華コンビの究極芝居。
ここですかね…。最後くらいラブラブチュッチュが観たかった。そう思ってしまう反面…
今までラブラブチュッチュッしてきたからこそ出来る本気芝居
でした…。見かけのわかりやすい恋愛のそれではなく…。もっと深くて…目に見えないけれど…強い糸が複雑に交差し絡み合ってしまいほどきたくてもほどけなくて互いに苦しみ行き場が無く…それ故に…
お互いにお互いしか居なくなってしまった孤独を分け合う分身。
…とでも言いましょうか…。
二人ともいつものように触れ合うことが無い分、目と目を絶対に離さず…怖いくらいに…通じ合ってて…空気まで操っているようなあの張り詰めた世界観…
あー…そうですか…ついにお二人はここまで来たんですね…
って今回に限っては鳥肌体験のようなれいはなちゃんでした…ポンペイアは華ちゃんだからこその役ですしオクタヴィウスも柚香さんだからこそでこの二人にしか生み出せない究極の世界観であり二人のラストを飾るのにはある種ピッタリの作品なのでは?
二人の最後の挑戦のようなお芝居でした。
いかんせん理解するのに少々時間がかかる難しいお芝居なので私もまだまだ観たい作品です。
時代背景や人物像を掘り下げたらもっと楽しい見方が出来るかもしれないですし演者側の解釈や演じ方もこの先変わればまた新しい作品になっていくでしょう…オリジナル作品という〝型〟の無いものは演者さんの本質的な良さを知れたり組の力を知ることが出来ます。そういう意味でも今の花組でしか出来ない集大成なる作品になったら嬉しいです。まだまだ始まったばかり…どんな風にこれから変わっていくのかが今から楽しみです♪
そしてそして…Cool Beast!!
楽しすぎて楽しすぎて楽しかった(すみません)
Cool Beast …この作品が発表された時にクールビーストなんて演目は柚香さんのための柚香さんだけの柚香さんにしか出来ない作品だと思いました。それ故に期待値が最高潮だった反面…
先生!華ちゃんのことを置き去りにしないでくださいね!(挙手)
って強い念を勝手に送らせて頂きましたが…あのワイルドジャングルサバンナな絶対に華優希ちゃんなんて生き物は生息していないだろう地帯に…
ちゃんと美しく可愛く清らかな華優希ちゃんを設置してくださったこと心より感謝してますありがとうございます…涙
ショーに関しては何からどう言及していけば良いかわからないくらい好きが過ぎてアレなんですけど…とりあえず…
柚香さんに全場面で襲撃食らいました(感謝)
考えれば考えるほどわからない…なぜあんなにカッコイイのか?頭おかしくなるくらいにカッコイイ…
カッコイイのは顔だけにしてほしい(怒)
オペラでアップで見てもカッコイイ、オペラ下げて引きで見てもカッコイイ。
しかしカッコイイのはビジュアルだけではない。
表情、表現、仕草、センス、どれひとつ取ってもぬかりなくカッコイイ。格好悪い点、もしくは女の子にみえる点…皆無です…。今回に関してはまず人間にすら見えなかった。しっかりと獣の王だった。野生の目だった。野生の身体だった。
銀橋でヤンキー座りして客席煽ってもしっかりと獣の王としての威厳があるし高貴である。
前傾姿勢で花道をダッシュする姿なんかは本物の獣のようだ。まるでハイエナのようなシルエット…なぜだ…
不可解すぎるほどにカッコイイ…呆然
そしてれいはなちゃんの裸足デュエダンの場面…美穂さんの美しい歌声に乗せて二人が心を通わせて踊る…まるで御伽噺の世界ですよ…男女のデュエットではなく
〝獣の王ベスティアと花フローレス〟のデュエット
しかしその設定があまりにもれいはなちゃん過ぎて胸熱…。
ベスティアの中に生まれた〝初めての気持ち〟〝初めての恋〟〝初めてのときめき〟この想いはなんだろう?どんな風に彼女に触れたら良いのだろう?怖いものなど何一つ無かった獣の王が初めて〝恐れ〟を抱く。汚れなき清らかなフローレスは最初はベスティアを恐れるも彼の心の奥に眠る秘めた優しさに気付く。そして自ら微笑みかけるとベスティアの心は解き放たれ彼女を包み込み愛を交わす…(勝手な解釈)
なんと素敵な場面なのだ!!!
こんなれいはな観たかったよー!!!だいすけ先生ありがとうございました!!!!!(叫)
あと、まいれいのお肉の場面はおふざけ場面としてまぁまぁまぁまぁ()ダンスバトルは流石の見応えで…ついにこの二人が本公演で男役引き連れて踊る時代が来たんだなぁと感慨深かったです…。男役のカッコいい見せ方を熟知している二人で
これぞ花組だなぁ…と思わせてくれるお二人。
私、今回中詰がめっちゃ好きなんですけど…何って…
あの華ちゃんめちゃくちゃ可愛いくないですか?可愛いですよね?そうなんです宇宙一可愛いんです(断定)
ポカンとしながらずーっと見ちゃいますあまりに可愛いすぎて…そうこうしてると後ろから獣の王ベスティア様が登場しちゃって…
あの腰つきで全部持ってきます!!!本当の本当に駄目です!!!反則です!!!
あんなにモジャモジャドレッドがギャグにならずにハマってしまってエロさイケメン具合倍増させる男役…どう考えてもおかしい…
何故トウモロコシに見えないのか←
あとロケットボーイのスーパーひとこ君も個人的にドストライクですお見逃しなく(聞いてない)
えー…ここから本題に入ります(重要)
えー…えー…えー…
ご存知かと思われますが荒野の岩場に佇むベスティア嬢の件です…
いいんですか?本当にいいんですね?わかりました(何が)
宝塚史上最高峰レベルのエロさです。こんなことがあって良いのでしょうか。こんなものを見せて頂けて宜しいのでしょうか。ちゃんと映像化してくださるのでしょうか(心配)
アレを合法にしてくださり神様ありがとうございます🙏🙏🙏
私が望んで望んで仕方がなかった柚香嬢を拝めました。しかも瀬戸アキラ様が相手役という…もう互いに何の躊躇もなく本能のままに絡み合いに行くし…
コレ…本当にあかん…だけど…むり…何度だって観たい…観たいんだよ…おかわり頂戴…
言葉がそれしか出てこない。というより細かい説明をしたら放送禁止用語しか並べられない自信ありますので駄目です…(崩壊)
この場面終わった頃には呼吸することを忘れてますので石像化してます。
そのあとにベスティア様がまた何事も無かったかのような顔をしてイケ散らかして登場するのでようやく私も正常に戻りましたが…個人的に今回のショーは生きるのがいっぱいいっぱいなショーです…。
そして白いフローレス華ちゃんの可愛さよ…天使降臨。
今回何が嬉しいって華ちゃん全部可愛い。華ちゃんワールドをあのワイルドな世界線の中でちゃんと保ってくれてることが嬉しい。
最後にベスティアとフローレスのロミジュリの場面…(勝手にそう呼んでます)好きなんです…二人が…手繋ぐところ。というより…
ベスティアが優しく自分の手をフローレスに握らせるところまでも獣すぎて…萌え…
もう…全場面萌えすぎますね…クールビーストに関しては一生語れますねコレ…
その後の恒例の(おい)真っ白いれいはなちゃんの復活ブライダル(勝手に)は唯一いつものれいはなちゃんぽく穏やかに見つめ合って優しくて安心する場面です…。れいちゃんに包まれて幸せそうに微笑む華ちゃん可愛い…見てるだけで幸せ…。
で…
デュエダン…
いいんですよ…実に…いいんですよ…
見つめ合ってニコニコラブラブデュエダンが大得意なれいはなが
見つめ合ったら負け、惚れたら負け、相手を堕としにかかるみたいな恋仕掛けの駆け引きデュエット…
たまらんです…
大人な色気がすごい!!
いつもよりクールでビター!!
それでも二人だと冷酷さや殺伐さは無く…そこにちゃんと情熱や愛がある…
だからこその大人なデュエダン。最後に良い物を見せて頂けました…涙
長々とまとまりの無い感想をすみません!!!!!
賛否両論別れるかと思いますしそれぞれが抱く思いが違えば見え方も違いますので私の感想もただの個人的感想です…
しかし見れば見る程変化して楽しい作品になりそうな期待感があります。。。東京も楽しみです。。。どうか無事に最後まで公演が出来ますように。。。
お!わ!り!