ヅカ女の手帖

タカラヅカから延々に脱出できないでいるヅカ女によるダイアリーです。。。

並々ならぬ思い出となったナイスワーク遠征日記

待ちに待ちすぎた花組さんの『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』ようやくこの目に触れこの体で体感することとなりました…控えめに言って

 

ただただ凄い作品でした!!!

 

私の荒ぶった思いの丈はTwitterでご存知かと思われますが改めてブログに書かせて頂きました(^-^)

 

しかしながらこの御時世…いつもとは違う緊張感を持っての観劇でした…。行く寸前まで正直悩みました。行っていいのだろうか?いや…行かないわけにはいかないんだ…悪魔と天使が私の脳内で闘い続けた結果今回も闘いに挑む気持ちで遠征することとなりました。私のように自由な身で無い方、御家族から止められてしまった方、また様々な諸事情で行くことが敵わない方がたくさんいらっしゃるかと思います。少しでも行くことの出来る希望の光がある方には是非勇気を持って行って頂きたいです…。けれど今回本当に奇跡と言いますか…このような非常事態故の不幸中の幸いにも

 

配信と円盤

 

という大きな奇跡のプレゼントを劇団様が用意してくださったので…多くの皆様がこの作品を観ることが出来るということが私はただのファンでありながら心から嬉しさでいっぱいです!!!

 

だって…だって…

 

本当に良い作品なんです…素晴らしい作品なんです…私が求めてた作品に出会えた感!!!

 

なんと言いますか…飽きることが無いんですよ…カメラを止めるなばりにノンストップで最後まで走り抜けていきますしあのスピード感だからこそ笑いが止まらないのかもしれないですし改めて振り返ると『アホな作品だなぁ…笑』って思うんですけどアレだけドンガラガッシャンしてスミレコード脱ぎ捨ててもそこに対する嫌悪感も如何わしさも皆無で腹叩いて笑えるのは役者さんがみんな上品だからなのでしょうか…。

 

オゥフッ…とか言いながら焦らされて悶々と歩く柚香さんとかアレは柚香さんだから許されちゃうような…

 

みんながみんな強烈すぎてとにかく何から告げたら良いのかわかりませんが…

 

とにかく大好きな柚香さんの新しい柚香さんを観れたことが神様ありがとうでした。と言ってもアホボンの役はこれまでにもいくつも観てきましたがまさかトップになってここまでのアホボンの役が回ってくるだなんて…。しかしあんな救いようの無い役すらも柚香さんがやると救いようが無いまでに愛おしいキャラになっちゃうんですよね…。魅せ方も最高に上手い。我々ファンが何を求めているか、どう演じたら喜ぶか、常に主観を第三者に照らしているような柚香さんだからなのか…柚香さんの舞台って思いっきり楽しませて貰えるし幸せにしてくれる。お芝居は勿論…ダンスナンバーが凄まじい。前回のダンオリとは違い芝居の中の役としてタップを踏んでますが…これまた役だからこその躍動感や楽しそうに軽快に躍る姿が

 

これぞ見たかった柚香光の男役ダンスだ…

 

と思いました。

 

そして相手役のビリー演じる華ちゃん。私は…

 

華ちゃんはこの作品と出会うためにここにいるのかもしれない。

 

と思わせるくらいに華ちゃんにピッタリすぎる役でした。あんなに楽しそうで可愛い華ちゃん初めて観たかもしれないってくらいにクシャクシャに笑ってて…今回は1人ソロもたくさんあったけれど驚くほど歌がお上手になられて…華ちゃんが真ん中で歌う度に私は謎に涙が流れてきてしまいました…。可愛い…可愛いんですよ…そんなことはわかっちゃいたんですが…可愛さを隠そうとすればするほどに可愛さが溢れ出てきて…

 

また今回も柚香さんが華ちゃんを熱烈に追いかけ回します(安定)そして異常に触ろうとします(安定)そして逃げられます(安定)

 

はいからさん同様に破茶滅茶なことを繰り返し散々な目に遭わされてもそれでも…いや…それだからこそ追いかけるのか…いつだってM男満載な柚香さんがまたしても炸裂して安定のれいはなラブラブっぷりに胸がいっぱいになりました。もうラストのキスシーンが可愛すぎて腰抜けそうになるんです…。からの…デュエダン…。

 

今回のデュエダン好きすぎてあかん!!!!!!

 

まず、ピンクの衣裳が最高にキュートなのと、柚香さんが最高にエンターテイナーなのと、華ちゃん死ぬほど可愛い。は?え?ってくらい可愛い。で、二人並ぶと恐ろしい可愛さに目潰れそうになる。お似合いすぎてあかん。あんなに可愛いカップル居ていいの?!?!?!更にひたすらに見つめ合ってニコニコクルクルしてる。

 

いつも以上に離れないもう二人で一つ。

 

最後華ちゃんがはける時に見送る柚香さんは安定の目パチッて華ちゃんを見てニコッてするやつ。あれははいからデュエダンのリフトする前によく見せた顔だ。華ちゃんにだけ見せる

 

華ちゃん専用アイコンタクトだと思っている。

 

最後のフィナーレの時の二人もまたコレ最高オブザイヤー(まだ新年開けたばかり)ジミビリの結婚式仕様で出てきますがシルクハット被った柚香さんにあーーーーーってなる。今回もウェディングドレス着た華ちゃん観てあーーーーーってなる。で、最後二人が仲良くはけていくの観て

 

 

あーーーーーーーーー涙

 

 

ってなる。毎日〝日替わりメニュー〟みたいになってて最高に可愛い。役なのか素なのかよくわからんがいちいち可愛い。

 

とにかく私の見たかったれいはながナイスワークで見れたことをここでご報告させて頂きます。

 

で…瀬戸さんよ。瀬戸さん。いつもクールで大人なダンディズムを踏んでいた瀬戸さんに

 

🧸のぬいぐるみ背負わせるとか何ごとか?

 

あんなに荒ぶってキュートで破茶滅茶でそれでもリーダー兄貴なクッキーさんが超愛おしかった。ああいう人いるいる。ジミーとは違うとりあえず口から出任せでなんとかなっちゃうクズ男。またまた〝最低下の下男子〟を瀬戸かずやさんに当てちゃうところも最高だったな。思わぬれいあきらの萌えポイントが多いしクッキーさんがクズでしょーもない悪党であればあるほどに同じクズでも小学生レベルなアホボン純粋ジミーとお互いが居心地良くなって心開き合ってくところにまたジーンて来るの。だから最後の寝室のシーンでジミーに『君は最高の執事だよ』って言われて笑顔で飛び出してくクッキーが子供のように可愛いの。初めて誰かに心から信用されて自分の存在を認められて必要とされたことが嬉しくてたまらないの。だって2回もジミーに言わせるんだよ…。可愛いすぎて私泣いちゃう…(再)

 

…からのフィナーレ。

 

アキラ率いる花組出陣

 

だった。ひたすらにこれぞ花組だった。みんなを引き連れて真ん中でタップ踏む渋い瀬戸さん最高に格好良かった。あー!!!これだよこれ!!!ってなるあの場面。スタイリッシュでギラギラしつつも高貴なの。花組はやっぱり上品だなぁって改めて感じた。それにしても素晴らしい団体芸でこの御時世でこの短期間できっと練習もいつも通りが敵わなかっただろうに…みんなのパワーに圧倒されてまた胸が熱くなり泣きました…。

 

そして今回の…注目株…アイリーン

 

帰ってから感想を書こうとするとアイリーンの残像ばかり浮かんでくる。そのくらいアイリーンがインパクト凄すぎた。出てきた瞬間に目がテンになった。海外ミュージカル特有のコケティッシュなよく居る部類の女優さんとかとはまた違う…何者にも属さない系の…ひとこちゃんにしか出来ないアレは。笑。普通に立ってたら普通の美人なお姉さんなのに…

 

要するにジミーに比例するだけのアホの純粋ちゃんなんですよね…

 

しかしそこがアイリーンの最大の魅力であんなに綺麗で可愛いのに誰にも触らせたことが無い最強拗らせ女子なんですよ。

 

そして見せ場のお風呂の場面は可愛いすぎてずーっと観てたい。セットも衣裳も全部可愛い。アイリーンもやってること言ってること全部アホなのに全部可愛い。そしてひとこちゃんお歌がお上手ー!!!なんのストレスも無く娘役さんの歌が歌えるのは驚きました。

 

アイリーンは男役さんが演じるからこそ魅力を放つ役だなぁって。セクシーさと大胆さとコミカルさは絶対に男役じゃないと生み出せない。本当に良いものを見せて頂きました!新しいひとこちゃんが観れて感謝感謝。

 

他にも魅力的なキャストだらけで…ツカサくん演じるデュークは最高にキュートでたまらなかったな。毎回毎回愛おしいキャラを更新していくツカサくん。恋に狂わされて泡立て器で頭かき混ぜちゃうデューク超可愛いかった…ツカサくんもどんどん芸の幅が広がってきて驚いてます。いい男役さんに成長されて今後が楽しみ!!!

 

くりすちゃんも毎回毎回濃い役にチャレンジしてますが何やっても上手いですね…。歌もダンスも芝居もソツなくこなすし可愛いところも色濃いところも臨機応変に対応できる能力が抜群で花娘のリーダーみたいに真ん中でみんなを引き連れていけるくらい立派な娘役さんになられていた。今回もクリスちゃんには珍しいような役所だったけれども品位を護って熱演されてて流石だなぁと感じました。

 

ユメさんは…如月に引き続き…今回もユメワールド全開で…。凄くないですか?!アレぞ〝トップを食う役所〟ですね…。脇のトップスター。意外と発掘されないこのポジションを久しぶりに見つけました。こういう方が居ると芝居に厚みが増してみんなも影響を受けて色濃くなる爆破剤みたいな方。私ほんとにユメさん好きなんです…。今回でもっともっと好きになってしまいました…。大切にしてほしい人材です!

 

あとパパの和海さんは大事。間の取り方が絶妙すぎてもう一気に笑いを掻っ攫う。上手いな…上手いよ。芝居での自分の立ち位置とか在り方をよくわかっていらっしゃる。出過ぎることなく出てきたところで全部持ってくような方。アッパレです。最後のあたりは和海パパしょーも無さすぎてもう笑いが止まらない。ネタバレしちゃうから言えませんが流石だなって…笑

 

今回は専科さんもお二人いらっしゃいますが汝鳥さん!!!!!あーもう汝鳥さんが出てくるだけで癒される。笑いが起こる。ほんとにほんとに大好きすぎる!!!なんてチャーミングなんでしょう。嬉しい…この作品に出てくださってありがとうございます…感謝しかありません…。

 

ママの五峰さんは当たり役すぎでした。笑。他にあの役出来る方いないですよ。え?いませんよね。笑。ラストに突然現れるだけなのにあのラスボスの存在感…。そして台詞の全部がズッシリ重い。あの親だからこそジミーがあんな子に育ったんだと実感。笑。最後のビリーとのやりとりに私はまた泣かさせられるんです。偉大で気高く恐ろしいまでのオンナでありながら一人の女性としてジミーの母としてビリーと向かい合い話す時のあの説得力たるや。ジミーがどんなにアプローチしてもジミーの腕を振り払うビリーなのに。笑。しかしあそこのジミーもまたしょーも無さすぎて最後の最後までジミーで大好きですが…

 

もう話し出したら止まりませんね…。正直なところナイスワークは上演が難しいかなぁって諦めていたんです。スケジュール調整やこの御時世ですし…。それでももしこの作品に出会えてなかったら私…観てしまったからこそですが一生後悔が残ったでしょう…。観れる期待もしていなかったから余計にそう感じるのだろうか…

 

本当に素敵な作品でした。何回でも観たいって思える作品でした。ストーリーとして観ても面白いし視覚で観ても楽しめるしエンターテイメントショーとして観ても楽しめる。いろんな要素がギュッと詰め込まれた愛と夢が折り重なるそんなステージ。こんな素敵な作品に、大好きなれいはなコンビ率いる花組メンバーで観れたことに感謝しかありません。

 

どうかどうか多くの皆様がこの素敵な舞台と出会いハッピーな気持ちになれますように。

 

そしてどうかどうか花組のメンバーが1人も1日も欠けることなく健やかに楽しく幸せな舞台に立ち続けることができますように。