ヅカ女の手帖

タカラヅカから延々に脱出できないでいるヅカ女によるダイアリーです。。。

思うまま日記

宝塚ファンをしていると他の界隈では絶対に味わうことの無い喜びや悲しみを体験する。宝塚歌劇という世界が夢の象徴なだけに夢と現実の浮き沈みは非常に激しい。それでも好きだから仕方が無いのだ。惚れた弱みというヤツだ。私はそんなところすらも好きになっている鬼畜な存在だ。いつだって思い通りになることが少ない宝塚人事。これが誰のためになってるのか?何の利得になってるのか?後々思い出すと

 

アレは何だったんだ

 

みたいな不可解人事ばかりだしそれこそが宝塚あるあるだ。とんでも人事に巻き込まれる生徒さんやファンにとっては一生笑えないことかもしれないがそんな闇状況すらも宝塚だなーって思ったりする。

 

昔は純粋に贔屓だけを見て贔屓だけに思い詰めてきた。しかし今や贔屓のために自分はどう対応するべきか、いや、贔屓だけではなく宝塚の組織を一周見回して自分はどのように応援するべきなのか?そんなことまで考えるように〝あの宝塚歌劇団〟に刷り込まれ教育された。

 

一寸先は闇 明日は我が身 

 

心に常に掲げるスローガン(末期)そんな見方をしていて本当に楽しんでるのか?と聞かれたらわからないがきっとスポーツジムに体がしんどくても通い続けないと生きていけないような人となんら変わらないのかもしれない。

 

今回の特大謎人事は長いことファンをしてきた自分への最大試練のようにも思える。お前どうする?この先も宝塚を好きでいれるのか?って劇団から愛を試されてるんじゃないかと思った。正直いろんな経験してきたからそんじゃそこらのことがあってもまぁまぁ平気だと過信していたが久しぶりに頭をバカにするほどの溺愛コンビと巡り合ってしまった。ここまで純粋にただただハマってしまったのはいつぶりかと思うくらいに本能のままに惹かれて寝ても覚めても〝れい華〟しか考えられなかった。

 

ここまでハマらせておいてそれはねぇだろう。

 

流石に怒りが込み上げ悲しみマックスで崖から突き落とされた気分だった。というより崖が頭に降ってきたような感覚だった。

 

寝耳に水ぶっかけんじゃねーよ!

 

と罵声浴びせても劇団は〝寝てるお前が悪いんだ〟と言うに違いない。今回の負傷は絶対回復しないしもう宝塚絶対無理!と思いながらも

 

自分の自然治癒力の強さを最大に発揮して今ケロッと生きている。そんな自分が悔しい。これでは劇団の思うツボではないか。

 

昔、悲しくて泣いていた時に『泣くということは感情に任せているだけだ。何故泣いているのかその理由をよく考えなさい。』と言われたことがある。それ以来泣く理由を自分で問うようになった。考えるうちに冷静になる。

 

私は何故悲しいのだろう…華ちゃんが辞めちゃうのが悲しい…れいちゃんの隣りが華ちゃんじゃなくなるのが悲しい…華ちゃんに向ける笑顔を他の誰にも見せたくない…それは全て私の一方的な感情だ…じゃぁ2人はどうなんだろう…もうお互いの新しい道を見ながら手を繋ぎ走り始めている…クヨクヨしてたら置いてかれてしまう…キミたちと一緒に私も最後まで走るよ…

 

END

 

毎日悲しくなる度にこの繰り返しで私の頭はちゃんと全てのことを理解できたようだ。更に今回は相手役が他組からスライドという異例すぎる展開となり宙組トップコンビファンの方までもが悲劇的な結末を迎えることとなりました…

 

れいはなファンでズタボロの私にとってはまどかちゃんという素晴らしい娘役さんが来てくださることは変な話悲しみを埋めてくれる小さな希望の光になってます…しかしこれもまた繊細な問題なのであまり口にしてはいけないかもしれませんが…少なくとも私にとっては自分の贔屓がまたもや可愛い子を貰ってしまい…神様ありがとうございます…なんて不謹慎な…馬鹿正直で申し訳ありません…

 

こういう馬鹿野郎だから宝塚から一生足を洗えないオンナになったのかなぁ…(自重)

 

せっかく宝塚ファンをするなら楽しく応援したいんです。悲しみに浸るよりも悲しみを笑い飛ばしたくて…友人とジョークを飛ばしながら泣いたり笑ったりして人事を語り合う楽しさは宝塚ならではなんです。次回の演目が発表される度にフラグか?って危険を察知しながら勝手に覚悟したり集合日の度にソワソワしたり界隈の人以外からしたら非常に怖い案件ですし御新規の皆様は『???』かもですがこの界隈の謎ルールはいつまで経っても謎で不可解だからこそ逃れられない魔薬なのであります…

 

今思えば柚香さんも華ちゃんも正直異例の就任だった。2人とも様々な上級生をかき分けて牛蒡抜きでトップの座を勝ち取った。彼女たちが選ばれた時にも喜ぶ人の反面悲しむ人は多かった。それを忘れてはいけないんだって今思い出したんです。トップになってしまうともっともっとって多くを望んでしまうけれどトップにしてくださったことにも感謝しないといけない。それにあんなに過酷な背景がありながらも二人でれい華ブランドを見事に築き上げて新しい風を宝塚に吹き込んでくれたことは一生誇りだし二人に感謝しなければいけない。

 

れいはなには一生足を向けて寝れません。

 

宝塚歌劇団はいつだって枝分かれしていくんです。その選択は〝はい〟と〝いいえ〟しか無い。今また枝分かれを目前としている。贔屓が退団してもその別れ道に遭遇する。いつか枝分かれのもう一方に〝新しい贔屓〟が生まれる日だって訪れるのかもしれない。もしくは〝選べなくなる日〟が訪れるかもしれない。先のことはいつだってわからない。だから今を後悔無いように応援する。それだけしか出来ないんです…。

 

頭がぐちゃぐちゃしてよくわからなくなった時には自分の思ったことを落書きのように書き残しておきたくなる。そうすると心のザワつきが落ち着く。そしてまたザワザワする、書く。その繰り返し。それでもやっぱり書いてて思うことは私は宝塚が好きだ。だから離れられない。応援の仕方は人それぞれだしみんな思い思いでいい。ただ…堕ちてもいいけど腐らないようにしなきゃって。それだけ。せっかく素晴らしい世界に出会えたから楽しくこの世界と向き合いたい。それだけが宝塚におけるマイルール。

 

書き殴ってごめんなさい。